愚かな勇者の話

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 それでも、ネトゲの世界に旅立ったという言葉に、この上無く興味を引いてしまったのはサガというやつか。  現実として、英雄の名を欲しいがままにする。やってみたくないと言ったら嘘だ。  ふと、そんな中。  僕のパソコンに一通のメールが届いた。  差出人の名前は、異世界屋。  ――面白い。
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