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「え~。じゃあ前回の復習からやりましょうか~。《キセキ》には、大きく分けて二つのタイプがあります。さて、それは何ですか~神田くん?」
「内的魔術と外的魔術です!」
間髪入れずに立ち上がり、簡潔に答え、流れるような動作で再び席に腰を下ろす。
「う~ん、いい答えっぷりですね~。…………おもっっっっっっっっっくそ間違ってますケド。ソレっぽいこと言って誤魔化さないでくださ~い」
笑いながらも額に青筋を浮かべている佐野先生。それを見た海斗は「すいませんでしたァ!」と、電光石火の勢いで謝罪の言葉を述べた。
「しょうがないですね~。では、天見さん?」
「…………」
「天見さ~ん?」
「はいッ!?何でしょう!!?」
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