プロローグ

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  俺と綾は、柚里の存在を忘れて、学校に向かって走っている。しばらく走ったが、遅刻が確定したので2人で、会話をしながら歩いていた。 話しながら数分歩くと、学校が見えてきた。校門の前には、腕を組んで立っている人がいる。だいたいは、予想はついている。というか、1人しかいない 「竜也、遅刻だぞ?もちろん、綾もだからな?」 「わりい、渚」 「ごめん…なさい……」 「まったく…」 俺が、渚と呼んでいるこの女の人は、白石渚(シロイシナギサ)因みに、現生徒会長だ。渚は、とても綺麗な顔立ちをしていて、才色兼備、容姿端麗などなどの言葉がぴったり当てはまる人だ。 「今回だけは見逃してやる」 「ありがとう、なぎ----」 「とでも、言うと思っているのか?」 「えっ?」 渚は、そう言うとどこからだしたかわからない木刀で、俺を一閃した 「グハッ…!?」 「安心しろ…峰打ちだ……」 まてまて、木刀に峰打ちも糞もあるかよ!? そう、心の中でツッコミ、その場に倒れた  
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