プロローグ

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  柔らかい布団の感触だな…。とか思いながら瞼を開けた。そこには、真っ白い天井が広がる。体を起こすとそこには、一人の少女、いや…幼女が正しいかもしれないそんな女の子が椅子に座っている 「ここはどこ?」 「保健室ですよ」 「そうか、ありがとう瑠璃。それより、瑠璃はなんでここにいるんだ!?」 こいつは、幼女こと日向瑠璃(ヒムカイルリ)だ。瑠璃は、きょとんとした顔でこちらを見つめる 「なんで、僕はここにいるんですか?」 「わからない。疑問を疑問で返さないでくれないか?つか、いつから一人称が僕になった?」 「僕の一人称は、本当は僕なんですけど、早乙女さんが女の子は、わたしじゃなきゃダメです!って言ってたからわたしだったんです。でも、やっぱり僕のほうがいいなあ。って思ったんですよ」 なんか、「僕」その一人称がとても新鮮に感じられて良かった。その後、なんで瑠璃が、ここにいるか訊いたが思い出せないらしい。なんとなくだが、瑠璃らしい  
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