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プシーッ
栃鬼ー
栃鬼ー
この悪魔の電車は、幾人もの犠牲者を出しながら、始点から二つ目の駅、栃鬼駅に到達した。
都会に近いため、かなりの人がこの電車に乗り込もうとなだれ込んでくる。
「ウワッ!な、なんだって!?ウワー!!」
一番最初に乗り込んだ乗客が底抜けの電車に気づかず、そのまま下に落下していく。
バカが……!!
下をよく見ないからだ……!!
俺は落ちていく乗客から目を背け、悪態をついた。
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