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太一
｢あ､これかな｣
影次
｢じゃあ､これがここだ｣
太一
｢次は‥‥‥｣
影次
｢これはまりそうだよ｣
太一
｢どれ？
ホントだ｡ピッタリ｣
影次
｢これとこれもそこかな？｣
太一
｢うん｡そうだね。
あと少しだね｣
影次
｢‥‥‥‥｣
太一
｢どうしたの？｣
影次
｢ピースが足りない‥‥｣
太一
｢あ､ホントだ
えっと､３ピース足りない｣
影次
｢‥‥‥‥｣
太一
｢どこかに隠れてない？｣
影次
｢‥‥無い｣
陽一
｢どうしたんだ？｣
太一
｢ピース足りなくてパズル完成出来ないの｣
陽一
｢下敷になってたりしないのか？｣
影次
｢‥‥‥‥｣
太一
｢影次？すぐに見付かるから泣かないで？ね？｣
影次
｢‥ん‥‥‥｣
陽一
｢ハハッ｡
泣くなってそんぐらいで｣
影次
｢‥‥‥うっ‥‥｣
太一
｢影次‥‥
ゴメン｡僕が持ってるの｣
影次
｢‥‥‥‥‥｣
太一
｢でも僕が持ってるのは一つだけで､あとは僕持ってないからあるはずなんだけど‥‥‥‥｣
影次
｢‥‥‥無い‥‥｣
太一
｢待ってね？
今探すから｣
陽一
｢泣き虫だよなぁ｣
影次
｢うﾞ‥‥‥うぇっ‥‥｣
太一
｢陽!!｣
陽一
｢怒んなよ‥‥｣
太一
｢影次が泣くと‥‥
影次？ポケット‥‥｣
影次
｢‥‥え？
‥‥‥あった‥‥｣
陽一
｢自分で持ってたんじゃねーかよ｣
影次
｢う‥‥っ‥‥ゥ‥ぇう‥‥｣
太一
｢お前のせいじゃないよ
偶然入っただけだから‥‥‥ね？｣
陽一
｢偶然のわけないだろ？｣
太一
｢もう｡
やめてって｣
陽一
｢だって､俺が入れたんだもーん｣
太一
｢‥‥‥‥｣
影次
｢ウワアアアァァー!
バカーァー｣
(物を投げぶつかる音)
陽一
｢イテッ｡
投げんなよ｡
ウワッ､悪かった俺が悪かったって｣
太一
｢‥‥良かった､僕に来なくて‥‥｣
陽一
｢太一､てめぇ裏切んのか？｣
太一
｢手を組んだ覚えは無いけど？｣
陽一
｢止めろって｡おい､影次‥‥‥イテェ｣
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