主役嫌悪

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環境汚染と相次ぐテロ、そしてそれらの報復から始まった核戦争により2077年、人類、否、地球上の生物全てが絶滅の危機にさらされた。 約60億人いた人口は12分の1、つまり約5億人にまで減少。 急激な人口の減少により核戦争が終戦。 それが2077年。 苛烈な核戦争で一度文明を失った人類は、汚染された地球を回復させる術をもたず、自然回復を待った。 それから約300年、2390年。 地球に緑が増え始め、回復の兆しを見せた頃、1人の青年が奇跡を起こした。 いわゆる魔法を行使したのだ。 魔法使いの誕生だった。 その青年を皮切りに魔法を行使出来る者が次々に生まれた。 さらに約200年、2623年。 地球はほぼ完全回復、人口もその他生物も増加。 その当時、既に確認されている全人類が魔法を使う事が出来た。 しかし生まれ変わった地球に新たな問題が発生した。
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