プロローグ

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いつも、自分の席で楽しく友達と話している君を見ていた。 その笑顔は眩しくて、時が流れているのを忘れてしまうくらいだ。 でもその笑顔がこちらに向く事は無いのだろう……。 だって君が見ている人は違うから……。 初めから結果が見えているようなもの。 いっそ叶わぬ恋なら、 この想いは鍵をかけて心の奥底にしまおう。 いつか消えるその日まで―― 「あの日」までずっとそうしてきた――。
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