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0:51 の 霊園
もう何度も通った道を歩く。
最初は君と二人一緒に。
初めて一人で歩いた時は不安と好奇心。そう言えばその日は君が玄関から見ていてくれた。
今日は君が仕事だからあたし一人。
君の家まで歩く。
君の歩幅を真似てみたり。
君の言うショートカットを真似ながら。
君から教わった幾つかの道を選んで。
少しづつ近くなる距離。
方向音痴のあたしが大分慣れたこの道達を。
君に出会うまで知らなかった駅
君が居るこの地も家も
今はあたしの大好きな場所。
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