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月の光に迷い道を外した。
間違えた道を正しいものと信じて歩き続けると、月光と同化していくことになった。
妖しい光に呑まれ精神が浄化されると未来への扉は開かれた。
畏怖すべきものは偉大なもの。
尊敬すべきものは疑うもの。
讃美すべきものは蔑むもの。
肉体は時間の上で朽ちていくが、精神は永劫に輝き続ける。
開かれた扉の先に素晴らしい景色が待っていた。
ただ一つの間違いは月光の微笑みに惑わされ、幻惑の扉の先に進んだこと。
人々は言う、それが狂気だと。
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