閉じられた扉

6/9
前へ
/207ページ
次へ
コンコン カチヤ 「あ、晶さん…」 「繭…」 病室に入ると人形のように眠っている繭 その横に繭の母と香月、陽子がいた 繭の母親は優しい顔で晶に言った 「繭はね… 晶さんに出会えて 本当に幸せだったと思うの 最期まで晶さんのこと… ……ゥ…」 「晶さ… 悲しまないで…… ま…繭は… 繭はお父さんのところに行ったんだから… うっ…うぁぁ…」 なんだ… この人たちまで… 繭… 繭… どこにいるの…
/207ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7000人が本棚に入れています
本棚に追加