壱章 ~学校~

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すると沙耶は飛び跳ねながら喜んだ。 『おい沙耶、でどこいくんだよ?』 いちよう聞いてみた。 『え?知らないよ?』 『…。はぁっ?!だからどこいくんだよ!』 またかとおもいながらとりあえずもう一度聞いてみた。 『だから知らないって!』 沙耶はちょっと不機嫌になっているが、 「ごつんっ」 『いった~!つよちゃんのアホ殴らないでよ。』 『うっせ~知能のない頭に刺激をあたえたんだよ~!』 三人はいつものことだと笑いながら見守る。 『おいおい、そろそろいいじゃねえ、男組はみんな免許あるんだからどこでもいいじゃあん』 晋吾が正論を延べる。 『そうだそうだ、晋ちゃんのいうとうりだ~。アホのつよちゃんとは違うね。』 『うるせ~!』 沙耶はいいだしたらうるさいので折れるのはいつも俺のほうになっていた。 旅行にいく予定の休みまでまだ一ヵ月以上あったので、昼休みや放課後五人で集まっていろいろ案を出し合って少しづつ話しをまとめていった。
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