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私はこっそり兵士たちについて行った。
何故かって・・・?
決まってるじゃない。
滅ぶ瞬間をこの目で見るのよ!
沢山の家が燃える・・・
街が燃える・・・
緑の国の民・・・愚民の命が消えていくわ!
いいきみね。
緑の国も・・・
緑の娘も・・・。
私は一足先に『黄の国』へと、帰った。
城に着くと、時間は午後三時。教会の鐘がなってるわ。
「あら、おやつの時間だわ」
悪の華が咲いているわ。
狂おしい彩りで。
とても美しい花なのに、嗚呼棘が多すぎて触れないわ。
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