始まりの日

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ある日の朝、少年は家を飛び出して、学校へ行きました。 『ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ!始業式なのに、いきなり、遅刻かよ!?』 彼の名前は、風水 雷(カザミ ライ) 普段は、優しいけど、友達がピンチの時はものすごい能力が発揮するらしい、ものすごい遅刻魔、一人称は、オレ。 曲がり角を曲がろうとした瞬間、目の前から、人が、飛び出してきて、雷は、ぶつかってしまった。よくあるパターンですね。わかります。 『いててててて・・・。ったく、前を見て歩け・・・よ・・・』 雷は、言葉を失った。 何故なら、雷の目の前にいたのは、可愛い女の子だったから。 『すみません。こっちも急いでたものなので・・・。 あのぉ』 『ん、何だ?』 『お怪我は、ありませんか?』 『だ、大丈夫だぜ! こんなことで、怪我はしねぇ~よ! それより、そっちは怪我はないか?』 『あっ・・・、こちらも大丈夫です。 急いでるのでこれで、失礼します。でわ・・・』 『(可愛い人だな)・・・・あっ! やべぇ~、時間がぁ~!』 こうして、雷は、再び走り出した。
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