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水月は詠唱を開始した。
「我、汝に語りかける……」
魔王は火球を水月に放った!
「死ぬがいい!」
水月の手前で見えない壁に弾かれた
「なにっ…弾かれた…?」
水月は詠唱を続けている
「汝、我と共に歩み、生き、我に力を貸す契約を締結」
魔王は全力で魔法を打ち出した!
「エンペリオス!」
白い雷が水月に向かう。しかし、今度はかき消された。
「馬鹿な、我が魔法がきかないだと!?」
水月は詠唱を続けている。
「汝、その名を持って我が守護神となれ!舞い降りろ、守護・月天ルーナ!」
水月は手を上げ、召喚魔法の詠唱を完了した。
「キュウセイシュ様、またお会いしましたニャ。こんな役目、嬉しい限りですニャ」
「馬鹿な!今し方殺めたばかりの魂を守護神にしただと!?」
「魔王、あなた…死になさい」
「その程度のことで我を殺せるものか!!」
魔王は魔力剣で水月に切りかかった
「ルーナ」
「ハイですニャ!パーフェクト・ガード!」
魔王の魔力剣は水月に当たると同時に霧散した。
「何っ!?」
「この守護神の月天・ルーナは完全防御の力を持っているわ。魔王、あなたじゃ私たちに触れる事すら許されないわ!」
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