17人が本棚に入れています
本棚に追加
「ところで、さ。北にいる長老を脅かす者って何?」
「ぶっちゃけた話、魔王です」
で、突然だが今気付いた。誰が喋ってるんだか分からないね……語尾になんか付けさせるなどして対応しますか……
「ルーナ、あなた語尾に『にゃ』って付けなさい」
「いきなり何ですにゃ!?」
「はやっ!……光と闇の覇者であるが時と空間の魔王でもある者は、お嬢様口調で喋りなさい。」
「分かりましたわ!」
「あんたら順応早い!で、最後にああああなんだけど……」
「わくわく」
「ドキドキにゃ」
「ですわ」
「そのままでいいよ。ネタ切れだし」
「ガァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!」
「そんなにショック!?」
とりあえずこうしてよい子の皆に分かりやすくなったね!
「で、話の続きね。魔王ってなによ?」
「魔界の王にゃ」
「もっと詳しい情報出せ!」
「攻撃系魔法を統べる魔王らしいですわ。何でも、使えない攻撃系魔法はないそうですわ」
「なるほど……強敵っぽいわね………」
私は不安を抱きつつも長老の命令である限り、北の魔王を目指さなければいけないのだった………
最初のコメントを投稿しよう!