第一章 分散

2/7
前へ
/25ページ
次へ
「うおぉっ!『白制服』は集中狙いだぁっ!」 エリック達が歴史資料室を出た瞬間、周囲から多くの生徒が木でできている武器を持って向かってきた。 「チッ……面倒くせぇなぁ!」 エリックは周囲を足でなぎ払い、周りに寄ってきていた生徒達を蹴り飛ばした。 「お前等!ここで一旦分かれるぞ!体育館の近くで集合だ!」 『分かった!』 エリックはなぎ払ったときに敵が落とした武器を拾って、右と左に投げ、四人に通り道を作った。 そして、エリックはその場に残り、ユリンとリヤンは右側へ、エルンとクレスは左側へと分かれた。 「さて、お前等!かかってこい!俺が本気で相手してやるよ!」 エリックは30人はいるであろう集団に突っ込んでいった。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加