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――サンスルス魔法学園六階・学園長室
「どうされました?理事長?」
「来たか、学園長。俺がここに来たのはちっと面白いイベントを思いついたんで、実施してくれねぇかな~と思ってさ」
頭が残念なことになっている白髪の白いローブを身に纏った老人、学園長が銀色の髪に銀色の瞳の天馬の模様が入った白いローブを身に纏った男、理事長の前に杖をついて立った。
「それはどのようなもので?」
「ちょっとこっちに来い」
理事長はそう言うと、学園長に耳打ちをした。すると、校長は焦ったような顔をした。
「そ、そんな事、理事長の頼みでもできません。なにしろ生徒が危険に……」
「だから例の装置を使うんだろ?しかも、生徒の実力を知る良いチャンスじゃねぇか」
焦る学園長をよそに、理事長は立ち上がり、出口に向け、歩き出した。
「じゃあ、楽しみにしてるぜ!その日には俺も行くからな!」
「は、はい。分かりました。私共にお任せください」
学園長は深々と礼をし、理事長を見送った。
(さて、お前等がどこまで成長したか見せてもらうぜ)
理事長は移動魔法を使い、その場から消え去った。
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