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「あ~次魔法科学の授業か~めんどくせ~どうせなら戦闘訓練にしてくれよ~」
「仕方ないよ、エリック。授業日程は決まってるんだから」
廊下を歩いていた白い制服で黒髪の少年、エリック・ウェルステルムが気の抜けた声でそう言うと、同じく白い制服で金髪の少年、リヤン・ウェンスターがそう返した。
2人は今、自分たちの教室である四階の2-Aから一階の魔法科学実験室へと向かっていた。そのとき、
「エリックー!リヤンくーん!」
『ユリン!』
後ろから走ってきた白い制服の黒髪の美少女、ユリン・アルウェルティに2人はそうに声をかけた。
「よっ!ユリン。どうした?」
「ちょ、ちょっと2人と一緒に行こうと思っただけだよ」
(ただ単にリヤンといたいだけだろうが)
エリックはユリンの言葉を聞き、そう心の中でつっこんだが、ユリンを困らせると思い、声には出さなかった。
「エリック!リヤンくん!早くしないと遅れちゃうよ!」
「あぁ!分かったよ!」
「うん!急ごう!」
三人はそう会話をすると、走って魔法科学実験室へと向かった。
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