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その直後、黒板の上のスピーカーから老人のような声が聞こえてきた。
「ほ~い。みんな元気にしとるかな?学園長じゃ!各担任の教師から説明があったと思うが、今日の授業は生徒同士のサバイバル戦じゃ!」
エリックはウザいと思いながらも学園長の話を静かに聞いていた。
「簡単にルールの説明をするぞぉ。この戦いはチーム戦じゃ。六人まででチームを組んで戦っていき、最後に残ったチームが優勝じゃ!因みに、規定人数を超えなければ、サバイバル戦中にも他のチームに移動することも可能じゃ!」
エリックは、それならいっそのことチーム無しでいいじゃねぇか!と思いながらも静かに放送を聞いていた。
「因みに、チーム人数というのは生存者のみの人数じゃ!そして、怪我をしないようにみんなの武器には魔法がかかっておる。生存と脱落については、みんなの胸にメーターを付けてもらい、そのメーターが0になったら魔法で校外へと転送されるのじゃ!そして最後に、」
(やっと最後か……くだらない話もとうとう終わりか……)
エリックはあくびをしながらそう思った。
「この戦いの最終生存者には豪華賞品があるから真面目に戦うんじゃぞ!それでは、また後で会おうぞ!」
学園長のテンションの高い一言を最後に放送は終了した。
「と、いうことだ。今からメーターを配る!左胸にしっかりと付けるように!付けなかったら即、失格だからな!」
「あ~あ、めんどくせぇ~……早く終わってくれ~俺はさっさと戦いたいんだよ!」
先生がそう言うと、ジュエンはそう言って立ち上がり、メーターを左胸に付け、教室の外へと出て行った。
「気の短い奴だ……さて、まずはチームを組んで、それから開始だな!よし!みんな。チーム決めに行っていいぞ!」
「さて、俺らもエルンとクレスを呼びに行くとするか!」
「うん。行こう!」
「クレス……バカしてなきゃいいけど……」
先生がそう言うと、エリックがリヤンとユリンにそう言い、 2人がそう返すと、三人は教室を出て、五階の1―Dへと向かった。
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