1.INDEPENDECE(立ち上がる時)

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村を出て30分 もうサンティダの村は見えなくなっていた 「馬鹿やったなぁ・・・」 アギトは後悔していた 「村出る前に、まずどこに行けばいいのか聞くんだった・・・」 アギトの周りには本当に何も無い まるで西部劇場の荒野だった 30分の間に多くの魔物と戦い 強くなっていたのだが 同時に酷く疲れてしまっていた 早くどこかの町に行きたいのだが どこに町があるのか分からないのであった 「そろそろ昼飯にすっか」 アギトはリュックサックから 今朝メアリーおばさんが作ってくれた 弁当🍙をだした アギトは泣きながら食べていた 「これじゃあ、遠足に来た少年となんら変わらないぜ・・・」 弁当を食べていると 不意に馬が蹄をたてる音が聞こえた そしてそれはどんどん近づいてきた 馬には30代の図体のデカイおじさんがいた 「あれ?坊主!遠足か?」 突然すぎる質問に不意を突かれたアギトは 御飯粒を噴き出してしまった 「汚ねぇな・・・坊主!こんな所で何してんだ」 「俺は坊主じゃない!アギトだ!俺はルシファーを倒す旅をしてるんだよ」 瞬間、おじさんの顔色が変わった アギトは後悔のあまり自分の口を呪った 「そうか、ルシファー様を倒す旅をしてるんだなアギトよ」 アギトの顔が青くなっていく・・・ おじさんは馬から降りながら 「これでもルシファー軍のルーインズ派遣隊第一隊隊長でね」 アギトは唾を飲んだ 「こう言う分からず屋の枝打ちを任されているんだ」 おじさんはアギトの前に立ちはだかった 「立てアギト!そして俺と戦え!」 「・・・の・・望む所だ!」
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