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二日目
アロン邸 寝室
アギトはベッドの毛布を掻き回し体を卍の形にしてぐっすり寝ていた
時刻は朝の11時を過ぎたところだ
部屋の中は、既にさわやかさを失い これからカンカン照りを迎える日の光がさしていた
外では仕事に励む人々で溢れかえっていた
そんな中を
アギトはぐっすり寝ていた・・・
ドアの側にはアロンが呆れた顔で仁王立ちしている
「ハァッ・・・」
とうとう我慢しきれなかったのか
アロンはアギトのベッドに向かい・・・
拳をアギトの腹の上に垂直に構えた
その拳に風が集まり
「ムッ!腹減った!」
やっと起きたアギトであったが・・・
既に遅かった・・・
「風牙一突!」
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
耳をツンザクようなその声は鳥を驚かせ、
犬を吠えさせ
人々の目をアロン邸に向けさせた・・・
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