第二章 開戦そして狂変

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ある幼稚園で子供たちがお庭で遊んでいる。 子1「あははー!ユウくんのまけ!」 ユウ「ひどいよレイナちゃん!」 滑り台の下で園児が4人遊んでいた。鬼ごっこの鬼を決めているようだ。 子2「ユウくんはよわいなー!」 子3「ユウくんがオニね?んじゃぁじゅうかぞえてね?」 ユウ「わかったよぉ!えーっと……いーち にーい さーん」 ユウという子が数を数え始めた。他の子はキャーキャー言いながら逃げて言った。 ユウ「しーい ごーお ろーく しーち はーち きゅーう じゅう!!」 ユウは数え終え早速追いかけ始めた。まずは植木のほうへ行くことにした。誰かがいる。 ユウ「ユミちゃんみーっけっ!」 ユミが頭を抱えて小さくなっていた。ユミは驚きを隠せないままそこから逃げた。ユミは足が速かった。ユウは追いつくことができない。 ユミ「ユウくんにはつかまらないよー!」 ユミは笑いながら言った。ユウはポケットに手を突っ込んだ。
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