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40分まで
16:40にはバスが到着する。
錆び付いて白かったはずのバス停の立て看板にはそう書いてある。
黒字の印刷は所々滲んで読めない箇所もあった。
土日祝日運行の赤文字にも所々上から白いステッカーが貼られている。
過疎地の交通事情が伺えた。
彼は友達の女の子にメールを送った。
『こん(^-^)/今仕事田島で仕事が終わったよ。』
あまり間を置くことなく。
『お疲れ様です☆
(・_・)エッ....?亜リューさんの出張先田島だったんですか??
私田島生まれなんですよ!
住みは若松ですけど(^-^)』
可愛い絵文字と共に彼女から返信が届いた。亜リューとは彼のHNである。
『あれ言ってなかったっけ?』
『会津の方って言ってたからてっきり若松かと(><;)』
『田島って会津ぽくない?』
『田島は田島だと思いますよ(^_^;)』
『知らなかったから(ノ_・。)ゴメン
まぁとりあえず今仕事終わって帰るところだよ~
今雨だね(;_;)』
『ですね~傘はありますか(?_?)』
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