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私が家に着くと、丁度卓也が車から荷物をへやに運んでいたところだった。
私『ただいまーおかえりー』
卓『おかえりーただいまー』
私『なんじゃそりゃ』
私たちは照れ隠しでふざけて笑い合った。
そして卓也はふと真面目な顔になって呟いた。
卓『もう離れのは辞めよう。どうせ俺ら、戻るんだからさ。』
私は黙って頷いた。
もう離れたくない。あんなに辛い想いなんてもうしたくない。
でも、今回の事件は無駄ではなかったと思うよ。
お互いをもっと知ることができたし、何よりお互いが思ってるより、お互い強い気持ちで思ってるって分かったし。
でも、離れていた時間、今回のことが意味があったと言えるようにするのには、今後の二人の行動によると思う。
無駄にはしないようにしようね。
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