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「フリデリケ、お前が決めてくれ。どっちが欲しいんだい?」
ラインハルトは、妹に、家と羊、どちらが良いのか聞いた。
「私は、家が欲しいわ」
妹のフリデリケは、兄に言いました。
「分かったよ。僕は、広い世間を知るために、この羊を連れて、旅に出るよ。世界中の大勢の人間みたいに、幸せを見つけてみせるよ」
僕は、父の葬儀が終わると、すぐに旅に出る決心をした。
「お兄ちゃん、気をつけてね。行ってらっしゃい!」
妹に見送られ、ラインハルトは、手を振って出発した。
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