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ラインハルトに、紳士は、何故、駄目なのかと聞きました。
「僕は、旅人だし、お金も、あまり持ってないよ。羊は、放牧させて置けば勝手に草を食べてくれるけど、犬は世話をして、ご飯を食べさせて、やらないといけない」
ラインハルトは、にっこりと微笑んで言葉を返した。
「それなら、心配には及ばんよ。私の犬は、特別な犬なのだ。君をきっと幸せにしてくれる」
紳士のフランツは、ますます謎めいて見えた。
「僕を幸せにするの?」
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