始まりの鐘が鳴る

14/39
前へ
/245ページ
次へ
「待ってくれ!なんて言ったんだ!?」 しかし女性は振り返る事なく歩き続ける。 「待ってくれ…。まだ聞きたい事も沢山…待ってくれ…。」 「「待ってくれぇぇぇぇ!!」」 あれ?此処は…教室? 刹那は気づくと教室にいた…。周りを見るといきなり奇声を上げながら立ち上がった刹那に異様な目線を向けてくる。 「お前は何をやっとるんだ?刹那。」 声のした方を向くと担任の先生が心配そうな顔で此方を見ていた。 刹那は恥ずかしくて顔を赤く染める。
/245ページ

最初のコメントを投稿しよう!

269人が本棚に入れています
本棚に追加