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これで何度、同じ夢を見ただろう…
俺と同じ年くらいの女の子が黒いフードを被った男と戦っている。
女の子の体のあちこちからは切傷があり血が滴っていた。
男が大剣を振ると女の子は吹き飛ばされ木にぶつかり仰向けに倒れる。
黒いフードを被った男は虚空の空に向けて不気味な笑い声を上げる。
そして男の大剣が女の子を貫く。
その後に俺の頭の中に決まって謎の声が聞こえる。
――これが全ての始まり…止めるのはお前しかいない―
――お前には神が与えた力があるはずだ…お前も気づいているだろう?―
―"ラグナロク"を止めろ…あれは起こしはならない―
――止められるのはお前だけだ―
声の主は分からない…色々と聞きたい事があるのに…
ここで夢は決まって終わる。
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