始まりの鐘が鳴る

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「はぁ…はぁ…」 またあの夢だ…。 何度見ても慣れる夢じゃない…。なんでかって? あんな近くで人が殺されたんだ…慣れるなんて無理な話だ。 「あ~嫌な汗かいた。シャワー浴びるか…。」 彼はそう言うとベットから降り、そそくさと自分の部屋を出て、一階のお風呂場に向かう。 彼の名前は奏 刹那(カナデセツナ)何処にでもいる普通の17才の高校生である。 「それにしても…」 刹那は夢の中で起きたことを整理し始める。 「それにしても…リアルな夢だな…」 何度見ても思う。 正夢になるんじゃないかって…まぁなった事はないが…。正夢になっても困る。あんな化物に勝てるわけない…。
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