始まりの鐘が鳴る

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コイツの名前は神童 悠利(シンドウ ユウリ)、俺が一人で暮らしているもんだから寝坊しないように何時も起こしに来てくれる優しい奴だ。 「何ボォーとしてんの刹那?…速く行かないと遅刻しちゃうよ」 「あぁ…そうだな速く行こう。」 俺達は学校に着く間、他愛のない話をした…昨日のテレビの話だったり、最近の起きた事…本当にそんな他愛のない話だ。 そんな話をしているといつの間にか学校に着いた。 教室に入ると同時に一人の男が飛び掛かってきた 「おっはよー!刹那ぁ!」 俺はそれをヒョイと避け、飛び掛かってきた男を睨み付ける 「毎日、毎日、飛び掛かってくんじゃねぇよ!この変態野郎!」 「なんで避けんだよ刹那!俺の愛の抱擁を!」 「なんで避けんだよ刹那!俺の愛の抱擁を!」 刹那は背筋をぶるっと震わせる。 「お前が愛を語るな!愛って言葉が可哀想だろ!」
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