フジノヤマイ

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 四番目の彼女は、初めの彼女に似ていた。  大人びていて、僕を愛してくれて、  僕を抱き締めてくれて、  陽の匂いがした。  「絶対、独りぼっちにしないからね」  その声だって、彼女に似ていた。              
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