フジノヤマイ

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 四番目の彼女が、  次の彼女を連れてきたとき、  僕は初めて、彼女の連れてくる彼女が、  かわりである事に気が付いた。  四番目の彼女は  「約束だから連れて来たよ」  と言った。  僕は何の約束だか、  わからなかった。  ただ、  裏切られた。  という感だけが。  切ない・くらい。  鮮やか・に僕の中に刻まれた。          
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