24人が本棚に入れています
本棚に追加
━━……
「ん~……」
少女は目を覚ました。
ザザー……
波の音が響いている。
「どこかしら……」
見た事もない光景に少女は立ち尽くしていた。
ガサッ……
少女の足に何かが引っ掛かっている。
少女は徐にそれを拾いあげる。
海水が染みて汚くなったその紙を少女はじっと見つめる。
「『傭兵募集!
その他特殊能力者の諸君!
その力を役立てないか?
是非、ギルド・アクアブルーへ!』」
少し変わったギルド員募集のチラシ。
「……『キルド』って何かしら?」
初めて聞く言葉に少女は首を傾げた。
「(強い人達が集まるとこみたいね……。
ここでなら勇者様見つけれるかしら?
そもそもここがどこかわからないし行ってみよう……。
駄目で元々よ!)」
少女はギルド・アクアブルーのある港町へと足を運んだ。
最初のコメントを投稿しよう!