~プロローグ~

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━━…… チュンチュン……。 「ん~……」 小鳥のさえずりで少年は目を覚ました。 少年は体を起こし、あたりぐるりと見渡した。 「……俺の家……だよな……」 確認するように少年は呟いた。 見慣れた家具、かぎなれたにおい……。 明らかに少年の家だった。 「(なんだ、夢か……)」 夢であった事に少年はほっと胸を撫で下ろした。 だけど、少女の言葉が胸の奥で引っ掛かりすっきりしない。 少年はパンとミルクで軽く朝食を済ませた。 そして……。 少年はどこかへ出かける準備を始めた。
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