…02…

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 『突然来るのがいーんじゃん♪   …なんかさ、恋人っぽくね?』 -ドキッ。 そんな些細な冗談にさえ、小さく胸を弾ませてしまう程に… 俺は亀にハマっちゃってる。  『馬鹿じゃねーの?   …邪魔だし入れば?』  『おっじゃましまーす♪』 足元に座り込んでたそいつは、ニコッと微笑み立ち上がると、履いてたブーツを玄関に投げ捨てリビングへと消えて行った。  『…人の気も知らねーで。   呑気な奴』 俺は亀と自分の靴を玄関にきちんと揃えると、後を追うようにリビングへと向かった。  『ねぇ、仁。   今日、泊めてくんない?』  『…えっ?』 亀は毎日うちに帰ってはくるものの、自分の気が済めば何事もなかったかのように、「帰る」と言って自分んちに戻っていく。 亀の口から、「泊めて」なんて… 意外な一言に……思わず言葉を失いフリーズしてしまってる俺。  
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