「にじり寄る、追い詰める」

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お芋姉様、 嗚呼 今すぐあの長い腕に抱かれたい 濡れた半目に見詰められたい 明楽の初めてを、差し上げたい なんて厭な仔かと、 罵られてもきっと嬉しさで震えてしまう お慕い申しております どんな殿方にも負けない位、強く 嗚呼、だけど何故ですか 何故貴女はお兄様の許婚なのですか 今だけは、大好きな兄様が憎い どうして私は兄様じゃないのですか どうして、 お芋様の呼ぶ声がする
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