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「シンタローさん。一つ聞いていいっすか?」
「・・・・・・あんだよ。」
「シンタローさんにとって、アラシヤマってなんなんっすか...?」
「・・・・・・んだよ急に・・・・・・」
「急に、知りたくなったんす」
「・・・・・・」
「シンタローさん・・・・・・答えられないんっすか?」
リキッドのその言葉を境に二人の間に沈黙が流れていた。
「んっ・・・・・・・ここは?」
「あ、目ぇ覚めたか。」
「リキッドはん。・・・・・・に、シンタローはん」
目がった瞬間シンタローは壮絶に嫌そうな顔をした。
いつものように「わてを心配してくれたんどすなぁ」などと
飛びついてくると思ったからだ。
だがシンタローが予想していたことは起きず、悲しそうな笑みを浮かベるだだけだった。
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