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そんなシイタケに呆れたのか、村長はもういいとでもいいたげに去っていった。
???「なんや、また喧嘩かいな」
シイタケ「だって村長が…ってうおぉ!!?『エノキ』お前いつの間に!!?」
エノキ「ん~?せやなぁ…だいたい、村長はんがくだらん夢もつなぁ~ゆうてるところからかな」
シイタケ「テメッそれほぼ最初っからじゃねーか」
エノキはシイタケの親友ともいえる存在。
同じ茸村出身なのに何故か関西弁な不思議君である。
シイタケ「わりーけど、一人…一本にさせてくれ…。」
エノキ「ん~、わかったぁ」
シイタケはそういうと、茸村を出て森へ向かった。
その後ろにエノキ君がついてきた。
シイタケ「そうそう、俺の後ろにエノキが……ってこらー!!!」
エノキ「おぉ!お前ノリツッコミ上手いなぁ~。練習しとんのか??」
シイタケ「す・る・か・よ💢」
のほほ~んと笑うエノキ君
シイタケ「一本にしてくれって言ったろ?」
エノキ「忘れた」
…殺してぇ…
いや、落ち着け俺!!仮にもエノキは親友だ!!
などとシイタケが考えていると
どかーーーーーーーん!!!!
エノキ「なんや!!?」
音のした場所を確かめる為二人……失礼。二本は木にのぼった。
シイタケ「あっ、あれは!!」
エノキ「火や!!」
真っ赤に染まった茸村が見えた。空には黒い煙があった…
燃えている
バッ!
突然シイタケは木から飛び下りた。
エノキ「シイタケ!!?」
シイタケの姿はもう見えない。
エノキ「なんやっちゅーねん…クソッ」
バッ!
しばらく走ってようやくシイタケが見えた。
エノキ「シイタケ!シイタケ!!おいっ、シイタケ!!!?」
シイタケの耳に届いてないのか…一向に止まる気配はない
エノキ「クソッ!こうなったら……ラ〇ダーキック!!!」
シイタケ「グフゥッ!!テメッ…エノキィ…鍋に入れて喰うぞコラァ!!!」
エノキ「アハハ、旨そうやな。」
シイタケ「∑(゜言゜)」
これ以上言っても無駄だと判断したシイタケは、無言で走った。
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