プロローグ

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アスカ (子ども……?) ミント 「まあ、失礼ですこと。わたくしこう見えましてもあなたより年上ですのよ?」 クレータ 「アスカ君、この人が………」 クレータに耳打ちされ、ハッとなって慌てて敬礼する。 アスカ 「す、すみませんでしたっ!あなた方のことは資料でしか拝見したことがないので………」 その後も謝罪の言葉を言おうとするも、緊張のあまり言葉が浮かばずにあたふたとさらに慌ててしまう。そんな様子を見てか、ミントは可愛らしく笑いだす。 ミント 「噂通り、面白い方ですわね」 アスカ 「いや、あの………恐縮です」 ミント 「改めまして、わたくしはミント・ブラマンシュです。以後、お見知りおきを」 アスカ 「アスカ・ティラミス少尉です。あなたにお逢いできたこと、光栄に思います」 差し出された小さな手を、アスカはしっかりと握り返す。 ミント 「さて、早速の所で申し訳ありませんが機体の最終チェックを行いたいんですが……」 アスカ 「あ、はい。お願いします」 そう言い、ミントはクレータや各作業員達に即座に指示を飛ばす。先ほどまで平穏なまでの落ち着きを保っていた格納庫内が一気に慌ただしくなり始めた。 ミント 「アスカさん、準備をお願いしますわ」 アスカ 「……はい」 アプリコット 「アスカ君、大丈夫でしょうか……」 タクトにお茶を出しながら、アプリコットは目の前の“デパートシップ”を見やった。 タクト 「心配ないさ。ミントだってついてくれてる。それよりも……」 アプリコット 「……はい。まだショックを受けたままです」 「そうか……」と溜め息混じりに呟いて、一口飲む。 タクト 「……まあ、無理もない、か」 アプリコット 「あの………アニスさんとアスカ君、何かあったんですか?」 タクト 「ちょっとね」
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