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グラール
「素晴らしい……これが……!」
光の軌跡を描いて次々に撃墜していく白い機体を見つめながら全身の血が沸々と沸き立つのを感じる。心拍数があがり、テンションが高まっていく感覚を、グラールは楽しんでいた。
グラール
「これが……これこそが……“予言の子”……!!」
機体が戦況の悪化と敵機接近を知らせるアラートを鳴らし、センサー機器がlostの表示をおびただしく示する。
グラール
「全機撤退!【目的ははたした!】」
艦隊が後退し、次々にドライブ空間へと消えてゆく。その様を見ながら、タクトは思う。
始まった。ついに、始まってしまった……
全ては必然にして偶然。矛盾を孕みつつも世界はその歩みを絶えず進めていく。戦いという名の歴史の中で、人の真価は何か。それはまだ、神のみぞ知る………
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