399人が本棚に入れています
本棚に追加
金髪大男はえらく上司のお気に入りだった
お近づきになったのはほどなくしてから
金髪大男の歓迎会だと、ナナと私、同じ部署の安斉くんに嫌味な上司
よく連れて行かれるスナックに行く事になった
施設から上司の嫌味なベンツに乗り込む
金髪大男だけは休みだったので、家まで迎えにいく
施設から見慣れた道ばかり通る
「えっ!?私帰されちゃいますぅ!?」
嫌味な上司は
「それでもいいけど?」
と相変わらずだ
私の住んでいるアパートから一本
二本…
三本……
いつも行くコンビニで車がとまる
そこには初めて顔を真正面からとらえる
金髪大男
後ろに3人でギュウギュウ詰めの私達に、軽く会釈をして、金髪大男は身体を曲げて助手席に乗り込む
ほのかに香る嗅いだ事のある香り
ナナがはしゃいだ声で助手席に手を伸ばす
「タカちゃ~ん❤楽しみだねッ!」
私もテンションがあがりにあがる
どう話しかけていいかはわからないけど、後部座席でありったけの存在感を示す
最初のコメントを投稿しよう!