駆逐艦「秋月」

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駆逐艦「秋月」はもともと、「防空直衛艦」と呼ばれる異色な艦種で計画されました。 軍令部(日本海軍のトップ)が「防空直衛艦」という呼び名で 速力:35ノット 航続距離:18ノットで1万海里 砲熕兵装:長砲身10センチ砲8門 を装備した艦を、艦政本部に要求しました。 しかし、これでは大き過ぎるので後述するような性能となります。 空母を敵航空機から守る専門の艦艇として造られました。 「秋月」が完成したのは、1942年6月10日で、場所は京都の舞鶴海軍工廠。 「秋月」は乗員から文句の出なかった、きわめて少数の艦艇の一つでした。 「利根」や「筑摩」などとともに、かなりの完成度を「秋月」は誇っていたそうです。
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