大怪盗時代~Prologue~

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その昔、『ゴールの・ロジャー』は言いました。 「ちょ、俺の財宝盗られたんだけど」 それはこの世に流通する全ての黄金と引き換えることができないほどの黄金。 その黄金を求め、世には怪盗が大量に出没していた。 もうぶっちゃけ“怪”盗じゃねぇだろってくらい。 しょぼい奴に対しては「もうオマエ程度じゃ怪しくねぇーよ」って警察が口を揃えるくらい。 そんな大怪盗時代の渦に居座る怪盗が一人。 名は『アドバ・ヒロ・ノワールⅢ世』 別にⅢ世じゃないんだが、怪盗っぽいからⅢ世ってことにしてある。 芸名みたいなものだから、別に本名と違ってても誰も文句は言わない。 つまり『山田ルイ53世』と同じようなもんだ。 ルネッサ~ンス! ……スベったところで本編に行こうか。
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