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──秋の始まりの放課後
グラウンドからは
生徒逹の遊ぶ声が聞こえる。
くだらない噂と共に。
「伸浩[ノブヒロ]ー!
ゴールきめろ!」
「任せろやあ!」
伸浩と呼ばれた男が
パスされたボールを受け止める。
ザッ
「伸浩ナイッシュー!」
「伸浩やっぱバスケ上手いな!
誰もかなわへんわ!」
「さんきゅー
バスケ楽しいし好きやわ!
でもぶっ続けでやってたし
ちょっと疲れたなー。
皆休憩しよか。」
「おー そうしよ!」
伸浩逹はグラウンドの端に移動し
腰をおろした。
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