喪失の雪夜【夢消失~Lost Dream】

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演じることさえ、馬鹿げてると言った 私の存在、塵の一つのようで 感じた視線に、期待していた頃 失うことなど、有りはしないと 一人佇(たたず)む部屋で 時間をただ刻んで 虚ろな魔法の檻 抜け出し扉を開け外へ やがて幕は下りた、雪の舞う夜 振り返っても今は、誰も気付けないの 降り散る雪、手に取れば消え行くわ 須臾(しゅゆ)の合間に 望んだ解逅(かいこう)、 ただ一度の過去 願いを語れば、虚しさは募(つの)るばかり 凍える両肩、そっと包んでいる 儚い横顔、まるで人のよう 閉ざしたこの世界に ただ一つの手段で 哀訴(あいそ)の祈りのよう 手を組み、躓(ひざまず)いて褪せた 景色 涙零れ、少女が鬱る こんなにも近いのに 遠く感じるのは、揺らいだ際 そう心は漣(さざなみ)で、かき乱されて ずっと感じていた、終わりの予感 あなたは、もう慣れたと 肩越しに手を振り、崩れてゆく もう意味など在りはしない、寂しき想いも やがて幕は下りた、雪の舞う夜 振り返っても今は、誰も気付けないの 降り散る雪、手に取れば消え行くわ 須臾(しゅゆ)の合間に
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