第1話「托された魔剣」

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第1話「托された魔剣」

幼い頃--オレの前である人が息絶えた。 友達の家の帰り道、土砂降りの雨の中。 あまり人が通らない山道で、とても綺麗な女の人が。 その人は死ぬ間際、自らをサーディーンと名乗り、黒い剣を渡した。 家に帰って母さんその事を話しても信じて貰えなかった。 何故ならがっちり握っていた筈の剣はいつの間にか消えていたから。 それに、その人の死体は無かったから--。
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