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約束の日曜日…
俺は朝早くからおき、今日着ていく服を決めるのに迷っている…ι
女じゃあるまいしιと思うのだが、やはり紳士的で誰かに見られても恥ずかしくない格好をしないと…
悩みに悩んだあげく、やっと服が決まり朝食を軽く食べてファミレスへ行く。
思ったより服を決めている時間が長く待ち合わせギリギリの時間に家をでてしまって、全速力でファミレスへ走って行く。
「ま…間に合…ったぁ…」
はぁ…はぁと息をきらし、髪の毛を整えるとファミレスに入る。
「いらっしゃいませ~。お客様お一人でよろしかったですかぁ?」
「あ、いえ…ちょっと待ち合わせの人がいるのでι」
明るく可愛いいウェイトレスさんに頭を下げながら待ち合わせに選らんだ席へ向かう。
「えっと…右側の後ろから二番目の席…」
あれ?
男の人が座ってる…
まぁ、ファミレスなんて混んでる場所だし…しょうがない…ん?
今日はすいてるし席もガラガラじゃないか…
……………なんかむかつく…
どうせなら他の席行けよな…
席に座っている男性はいかにも女子がキャーキャー言いそうな冷静(?)な感じの男性で煙草をふかしながら目を下にやり何かを考え込んでいるみたいだった。
こういうこともあるか…事情を言えば席を移動してくれそうだしな……たぶんι
自分に大丈夫、大丈夫と言い聞かせ席に向かう。
「あの、ここいいですか?待ち合わせしている人がいまして…」
「…………あぁ、座れば?」
「ありがとうございます。」
ニコッと愛想よく微笑み席に座る。
が!!
なぜ、席を離れない!?そこのお方!!
普通は、
「そっか…わりぃ。」
って言って席を離れるだろうがあぁー!!
相変わらず煙草ふかして何か考え込んでるみたいだし…気まずいし!!
俺…こんなに逆ギレするタイプだったっけか?ι
一人ツッコミに思わずため息をつくと、目の前にいる男性に鼻で笑われた。
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