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「あんたって本当にひどい奴だよな!」
犯されそうになった相手をいたわる気持ちはないのか!こいつは!!
「はっ、なんとでも言えよ。今までだって何回もそんなこと言われてきたし、今更なんとも思わねぇよ。残念だったな。」
アレ…?
気のせいか…こいつ一瞬顔が…
「なんだ?人の顔ジロジロ見て。惚れたのか?」
「なっ!?//」
「アハハ、真っ赤になりやがってよ。」
ムーカーツークー💢💢
「んなわけねぇだろ!バーカ!!あんたとなんてなぁーもうこんりんざい会うことなんてねぇよ!」
「あ、そ。それはよかった。人のやることに首突っ込む奴がいなくなってせいせいする。」
「なっ…」
こいつ…さっきの知ってて!?
「じゃあな。帰り際ヨシ達に会わないことを祈るよ。」
「あんたなんかに祈ってもらうなら死んだほうがマシだ!!」
べーっと、舌をだし勇弥に背を向け歩きだす。
「…………」
その時俺は勇弥がどんなに悲しい顔をしていたかなんて知らなかった…
「これで、いいか…」
買い物カゴを見ると、使っていた2ケースが満杯になっていた。
「30580になりまーす。」
ちゃららちゃら…
「あ、すいません。」
お金をだそうとしたとき携帯の着信音がなり慌てて取り出すと表示されていた名前は母親だった。
「…………」
「ありがとうございましたぁー。」
スーパーをでて、家に帰る道のりを歩きながら携帯を見る。
「電話なら、家にかけてくれればいいのに…」
わざわざ…というか携帯にかけないで欲しい…
あの人には俺の携帯番号教えたくないから…
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