最悪な出会い

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「はぁ~重たかったー」 台所に買い物袋を置きふぅっとため息をはくと、家の電話から母さんがいる家…つまり自宅に電話をかける。 普通、俺みたいに一人暮らしの高校生がいたとしてもほとんどは携帯電話でやりとりをしている。 だけど、俺は、一人暮らしになるとき親に電話を買ってもらった。 理由はただ一つ… 「もしもし、緒方ですが…」 「あ、母さん。俺浩志だけど…」 「あぁ~。浩志~。久しぶりぃー元気だったぁ~?」 「何が久しぶり~だよ。さっき、人が買い物しているときに電話してきたくせに。」 「あら、ごめんなさいね。」 クスクスと笑う母さんの声を聞いたのは久しぶりな感じがする。 「それより、何か用?」 「んもぅ!連れないわねぇー。最近連絡こないから心配してたのよぉ~。生活費ちょうだいとか言わないし…」 「あぁ、それは…まぁ…」 「浩志、ちゃんと食べてるの?」 「食べてるよ。昔から料理は母さんより美味かったし。」 「なにそれ~。嫌味?」 「否定はしないよ。」 「バカ。」 アハハと二人同時に笑う。母さんと昔からよく冗談を言い合っては笑っていた。 「まぁ、元気そうでなによりだわ。生活費今月分入れておいたから。それと、携帯代については文句なし…ってあなたもうちょっと使ってもいいわよ~。電話代しか使ってないみたいじゃない。」 「まぁ、携帯は…今回はパソコン使っちゃったしな…母さんに負担かけさせたくないし…俺もバイトしないとな…」 「バイトはダメ!」 「なんで?」 「何のためにあなたの行きたい大学にいける高校に行かせたと思っているのよ。しっかりと勉強をして目指す大学にいけるようにしないといけません。バイトなんてしたら成績下がるでしょう。」 俺の母さんは昔からの教育ママである…
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